特殊相対性理論でいうところの「時間の遅れ」とは結局錯覚なんですか?

特殊相対性理論でいうところの「時間の遅れ」とは結局錯覚なんですか?

速い物体の「時間の遅れ」や「進行方向の長さの収縮」というのは観測結果としてはそうなるというだけでその物体の本質的な時間と長さは変わっていない・・・という解釈は間違っていないですか?【→質問①】
例えるなら夜空に見えるお星様も本質的には既に存在していない(寿命を終えている)かもしれないみたいな話ですよね。

でも映画「猿の惑星」などで用いられるウラシマ効果では地球に対して宇宙船に本質的な時間の遅れが発生しています。これは宇宙船の加速度(重力)を考慮した一般相対性理論の話ですよね。

つまり大雑把にいえば「時間の遅れ」は特殊相対性理論の場合は単なる錯覚、一般相対性理論の場合は実際に発生するという解釈でいいですか?【→質問②】


回答:

質問1
まちがってます。
実際に縮みますし、時間も遅れます。
ただ、相対性理論では時空そのものが相対的なので、慣性系が異なれば見え方が違うというだけですね。
コリオリ力みたいな見かけの力とはちがいますし、ましてや錯覚ではありません。

質問2
特殊相対性理論だけでも時間の遅れは説明可能です。
まあ、猿の惑星みたいなのは宇宙船が往復運動をするから起こることではありますけど、慣性系の乗換という形で考えれば特殊相対性理論の範疇でも説明はできますよ。

とりあえずこの辺とか読んでみるとわかりやすいかなと思います。
http://www.gem.hi-ho.ne.jp/katsu-san/audio/twin_paradox.html

##補足分##
双方にとって実です。
地球から亜光速でロケットが遠くの恒星系に向かうという場合、地球から見ればロケットの中の時間が遅れているように見えて、ロケットから見れば地球の時間が遅れているように見えます。

また、地球や目的地の恒星系(若干の違いはありますが双方同じ慣性系にいるととらえても問題ないでしょう)から見ると、ロケットの中の時間が遅れるので、例え行き先が10光年先でも乗組員は歳を取らずに目的地に着けるように見えますが、ロケットの中では地球と目的地の間の距離が縮んだために目的地に早く着いたように見えます。

これらすべてが真実であって、「慣性系の違いによる見え方の違い」ということになりますね。

それと、お互いに時間が遅れてみることから、「双子の兄が地球に残り、弟がロケットに乗り、戻ってきたロケットが地球に降り立つと兄は弟より歳を取っている」というのは一見おかしいように見えるというのが双子のパラドックスです。
地球からの視点で見ればロケットの時計が遅れるので何もおかしくないですが、ロケットの視点から見れば地球の時計が遅れるので矛盾するということですね。

これは折り返しという加減速があるためにパラドックスにはならないとすると一般相対性理論の範疇になりますが、単に折り返し地点でロケットが地球に近づく法の慣性系に乗り換えたというように考えれば特殊相対性理論でも説明可能です。
また、地球周回軌道を回るなどと言った軌道を取る場合で考えれば(実際に向心加速があるので一般…の分野なのですが、誤差などを無視して特殊…で考慮しても思考実験なら問題ない)単にロケットの乗組員は、地球周回軌道という慣性系から、地球に着陸するということで慣性系を乗り換えますので、そこで今まで遅れて見えていた地球側の時計が一気に進むと考えても問題なしです。
もちろん、地球にいる兄がロケットの方に乗り込めば、この場合は弟が歳を取っていることになりますけどね。

もちろん、加減速なしでの慣性系の乗換は現実にはあり得ませんので、本来は一般相対性理論できちんと計算すべきことではありますけど。


回答:

おっしゃるとおりなので、タイムマシンはあきらめてください。


回答:

補足後
時間とは何かに到ると思いますが、
真っ先に在るものが運動です。運動が在るから時間が在る。
運動が時間の進め方を決めている。
そして運動なるものが相対的な運動をする。
その運動によって、時間が変わったり、ものの長さが変わったりします。
それを見ている人には、変化する時空間を見ているので、変わったように
見えます。
エネルギー保存則は物理のあらゆる現象の根底に在る法則であり、
あらゆる現象は、その現象自身、つまり運動に関わっている。
世の中、真っ先に運動がありきです。時間や距離といったものは付随的な存在
となっている。そう解釈すべきではないでしょうか。
—————————————————*
>特殊相対性理論でいうところの「時間の遅れ」とは結局錯覚なんですか?
NOです。
>解釈は間違っていないですか
間違いです。
>特殊相対性理論の場合は単なる錯覚
NOです。
>一般相対性理論の場合は実際に発生するという解釈でいいですか
特殊でも一般でも、発生する。


回答:

時間の遅れは錯覚ではないです。

夜空に見えるお星様も、既に超新星爆発しているかもしれません。
実際に、その時間の流れの中にいる者、ある物は時間の流れるスピードが遅くなります。
双子のパラドックスって聞いたことありますよね?
地上にいる兄と宇宙旅行に出かけた弟。
50年の光速の旅を終えて帰ってきた弟はまだ若々しいけど、兄はおじいちゃん。
ね?錯覚ではないんです。

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