平成、昭和の短歌または俳句であなたの好きなもの感動したものを教えてください。 …
平成、昭和の短歌または俳句であなたの好きなもの感動したものを教えてください。
(俵万智さんは除きます。ほぼ知っていますので)
回答:
【短歌】
母と子の指のあはいに幾たびか綾取りのあや架かりて消えぬ (稲葉京子)
同じようなモチーフで、
抱くことももうなくなりし少女子(おとめご)を日にいくたびか眼差しに抱く (小島ゆかり)
ふたつとも、「もう無い」という地点から、まぼろしのように母の愛を作り出していて、好きな作品です。
【俳句】
さはやかに湯をはなれたるけむりかな (安藤恭子)
これ、毎日のように見てるものだからこそ、平凡さから新しさを見出す作者の眼に感動しました。
あと、
春霞前後左右内外上下皆迷宮
え、あんまりよくないですって?
そりゃそうですよ私の句ですから。
回答:
「俳句」
旅に買ふ切手いちまい麦の秋 津川絵理子
「短歌」
夜の駅の時計の針のうごくのをふとみしあとのあはきかなしみ 吉岡実
*さすがにすっかり秋めいてどこかにふっと行ってみたくなる、
旅情を誘う好みの一句、一首を選んでみました。
回答:
古仏から噴き出す千手 遠くでテロ 伊丹三樹彦
社会党の浅沼稲次郎委員長暗殺事件を詠んだ句だそうです。
回答:
春風や 闘志いだきて 丘に立つ
高浜虚子
明治生まれですけど、ギリ昭和、と言うことで・・・。
(詠んだのがいつかは知りません・・・)
照れてしまうほど、ストレートな句なのですが、
春という始まりの季節になると、ふと思い出します。
心の中に爽やかな風が吹くようでとても好きです。
もっと平成っぽいと言うなら
恋人の恋人の恋人の恋人の恋人の恋人の死
穂村弘
これは感動と言うか、ひたすらうまいなぁ!と感心しました。
有名どころばかりで申し訳ないですが・・・。
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